京都府宇治市にある黄檗宗大本山萬福寺は、後水尾法皇や江戸幕府の支援をうけ、寛文元年(1661)に創建されました。
開祖は中国明朝末、臨済宗の禅匠・隠元隆琦禅師(1592~1673)です。
隠元禅師は、度重なる日本からの要望にこたえ、63歳のときに来日。禅宗の規律や教えをひろめ、日本仏教界に大きな影響を与えました。さらに、現在の原稿用紙のスタイルや、印刷に使われている書体・明朝体などを日本に伝えるとともに、隠元豆や西瓜、蓮根、普茶料理、煎茶など多くの技術や文化をもたらしました。江戸時代、鎖国をしていた日本では、萬福寺は海外・中国への扉であり、流行の先端地とも言えました。本展は、萬福寺開創350周年を記念して開催するもので、中国情緒あふれる萬福寺の寺宝を中心に、黄檗文化の影響のもと花開いた日本絵画など、その魅力を存分に紹介いたします。
萬福寺開創350周年記念 隠元禅師と黄檗文化の魅力
期間:12月27日(火)~2012年1月16日(月)
場所:8階 ホール
※ ご入場時間=午前10時~午後7時30分(8時閉場)、ただし12月31日(土)は午後5時30分まで(6時閉場)。1月2日(月・振休)は午後6時30分まで(7時閉場)。最終日16日(月)は午後5時30分まで(6時閉場)※1月1日(日・祝)は休業日。
入場料: 税込一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料 主催=黄檗宗大本山萬福寺、読売新聞社 後援=財団法人 煎茶道 東阿部流
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