先生は、東京藝術大学大学院修了後、フランス給費留学生として渡仏され、帰国後は立軌会同人として、個展・グループ展で活躍されています。
透明感ある色彩で描く花や静物はその形を借りながらも、そこに表現されているのはモチーフそのものではなく、作家自身の哲学を濾過してあらわれる「かたち」です。
時にそれは、女性らしいしなやかさや包容力をもち、観るものの想像力を広げ、作品の前に立つと絵と対話するような密度の高い空間がひろがります。
今展では100号の大作から小品に、水彩ドローイングを加えた約30点を展観いたします。
志村 節子展
期間:5月9日(水)~15日(火)
場所:6階 美術画廊
※最終日は午後4閉場
日本橋高島屋
〒103-8265
東京都中央区日本橋2丁目4番1号